賛同してくださる人たちのためにも

 福島の人たちの「お手伝い」をしていると、まだまだ事足りていないと思う時があります。 弊社では支援のことを「お手伝い」と呼ぶことが多くなってきました。このような大きな惨事も、それぞれの人が身近な出来事として捉え、困っている人に手を差し延べるのが当り前の時代になってきたということでしょうか。

~あなたがして欲しいように、その人にも、してさしあげなさい~
プレマ基金・プレマ(株)にはこんな言葉があります。

 赤十字やNPO団体などが行なう支援活動と比べれば、一企業ができる支援には限りがあります。私たちの行なっているお手伝いも、それらに比べれば微々たるものなのは重々承知しております。このようにホームページを立ち上げ 「~をお届けしました」 「~に行って参りました」 と写真付きで載せているのは売名行為ではないかと思われる方もいらっしゃると思います。

しかしこのような支援の在り方もあるということを知っていただくことに意味があるのだと思っております。ほとんどの人が自分たちも何かしたいが、なにをどのようにすればいいのか分らないとおっしゃいます。今できる限りのこととして、とりあえず大きな団体に義援金を託すことが得策と考える人がほとんどだと思います。しかしその行方は目に見えず、一体どのように使われ、本当に役に立っているのかと一抹の不安を抱く人も多くいるはずです。

 規模の大きい小さいに拘わらず、支援の詳細が見えることで、支援を考える人や企業にとって自分たちがなにをすべきか示唆できることもあるかもしれません。そして支援の輪が広がり、人から人、企業から人・施設へ・・・またそこから新たに広がっていく関係や、本当に必要とされる支援が適所に受け継がれ、困っている人たちに喜ばれる支援ができると思います。このような広がりもひとつの支援のカタチではないでしょうか。 これからも皆さまの暖かいご支援、ご協力をお願いいたします。