プロジェクト終了のご報告〜「10000食のナチュラル・ジェラートを医療の最前線へ」

2020年5月から開始した「1万個のナチュラル・ジェラートをCOVID−19最前線でかんばる医療関係者に届けようプロジェクト」は、同年10月末に最終の配達を行い、プロジェクトを満願することができました。

プロジェクト開始以降、通常のジェラート製造がお休みである毎週日曜日に本プロジェクト専用ジェラートを製造、京都と東京の各店に集って頂いたボランティア有志の皆さんの尽力で、カップ詰めと配送を行いました。

10000個という途方もない数でしたが、医療現場で起きている難儀に比べればという気持ちで、関与する全員が「今、私ができることは何か?」という問いを突き詰めて、個人の事情は横に置いて、心を込めて製造やカップ詰めを行いました。また、京都の配送は業務の一環としてプレマのスタッフが行いましたが、東京の配送に関してはガソリン代から高速代までを自腹で負担して配送までを受け持って下さるボランティアさんとの縁もあり、定期的かつ広域の配送を実現することができました。

また、プロジェクトが必要とする資金については、1カップあたり200円の概算コストのうち、100円をプレマ株式会社が負担、残り100円をプレマ株式会社をご利用頂いた皆さまの資金に頼ることとし、期間内に基金への募金は100万円を超え、会計的にも想定の範囲で収まることとなりました。

製造・カップ詰め・配送の詳細は >> こちら

会計(入出金)の詳細は >> こちら

急に立ち上がった本プロジェクトでしたが、ふたをあけてみれば心配は杞憂に終わり、多くの志ある皆さまの支えによって、計画通り終了することができました。あらためまして、この場を借りて、製造、カップ詰め、配送、各種段取り等に関わって下さった皆さまに心から御礼を申し上げます。

途上、多くの方から「応援しています」という言葉もいただき、またプロジェクト中、終了後も含め、支援先の医療機関でがんばる皆さまが弊店舗にお越しになって、ジェラートを楽しまれている姿にも遭遇することができました。このような機会をいただきましたことにつきましても、感謝でいっぱいです。

スイーツは本来心の豊かさに寄与するべきものですが、とうてい家族には食べさせる気も起きないような食品添加物が溢れ、食べること健康にとってマイナスだけれども、甘くておいしいから(罪悪感を感じながら食べる)、売れるものだから中身はともかく作る、という人には言えない打算が顧客と業界を覆っています。

私たちは、心身共に「食べた方がより良い」を目指して、罪悪感フリーでは止まらない効能をジェラートにもたらすことを目標に、日々よりよいを目指してがんばっています。今後も、その果てなき希求は続きます。

医療機関で働く皆さまはもちろん、この感染症の身体的な距離が求められているからこそ、私たちは心の距離を近くしたいと意思し、その一環としての本プロジェクトの計画や実行をし、また多くのご賛同の皆さまと心一つにプロジェクトを進めてまいりました。

「1万個の・・・・」はいったん終了となりましたが、ときに疲れてしまい人が逃げたくなるような過酷な現場で、一生懸命前を向いてがんばろうとする皆さまへの連帯の気持ちは一ミリも減ることなく、願わくば別の形で継続が可能であれば、と考えています。

しかし、いきなり始まった本プロジェクトでは、食品の差し入れ、しかも冷凍庫が必要なジェラートを引き受けて下さる感染症指定医療機関は多くはなく、ご縁を通じて五月雨式に支援先が決まり、その医療機関が存在する地域との連帯が欠けていた側面があります。

もし、地元の感染症の最前線にある医療機関に支援をしたいとお思いの方がおられましたら、たとえば「○○病院を応援する会」などを緩やかに組織して頂き、その地域にある企業様や個人様等から募金やカップ詰めボランティア、その実施場所を募っていただく形で、私たちが免疫力を高め心の薬となり得るジェラートそのものを医療機関向けに、特別に製造する形は充分に可能です。

必要ことは、まずこのとりまとめをやるぞと決めた方のリーダーシップと、地元の皆さんのそれに続こうとする意思です。

もし、私はこのリーダーシップを取る!○○病院を応援したいという方がおられましたら、ご一報いただければ個別にご相談させていただきます。

※○○病院を応援したい!プロジェクトに必要なものリスト

  • 熱心なリーダー これが絶対的に重要です
  • 病院の全面的な同意(弊社としては感染症指定病院を希望しています)
  • 地域内への告知
  • 地域内での募金活動(クラウドファンディング等でも)
  • ジェラート納品先とカップ詰め場所の確保(業務用冷凍庫も必要)
  • 配送の手立ての確保
  • 病院の冷凍庫配置(弊社に予備があります、無償)

本件についての連絡先

プレマ株式会社(プレマ基金
info@prema.co.jp